はじめに
待ちに待った夏休みですね。様々な計画を立てているご家庭も多いのではないでしょうか。
幼稚園や保育園、小学校の先生方から、「夏休みは子どもが劇的に変化する期間」とよくお伺いします。
しかし、夏休みは長い分過ごし方を悩みがちです。また、小学生は最近夏休みの宿題が少ないことも多く、学習面が気になるというお悩みもよく聞きます。そこで、本記事では幼児、小学生向けに充実した夏休みにするためのポイントを紹介します。
今年の夏の体験は、未来につながります。充実した夏休みにするためのヒントになれば幸いです。
身体や五感を使った遊び&学びをたくさんしよう!

幼児、小学生にとって、身体や五感を思う存分働かせる機会は貴重です。夏休みは、そういった遊びや学びに最適な時期。例えばプールや海、虫取り、夏祭り、登山、キャンプ、夏の星空観察といったこの時期ならではのイベントは、身体と五感をフル活用します。
もちろん身近な場所でも身体や五感を使った遊び&学びができます。図書館で好きな本を好きなだけ読むのもいいですね。様々な体験をするうちに「うちの子、これ好きそうだな」「こういう分野に興味があったんだ」という発見があるかもしれません。親の価値観でジャッジするのではなく、フラットな視点で子どもの遊びや学びをサポートしたいですね。
オススメの過ごし方
1.ラジオ体操に参加!
夏休みは、多くの場所でラジオ体操が開催されます。早起きをして近所の方やお兄さんお姉さんと一緒に公園でラジオ体操をしてみるのはいかがでしょうか?「〇日参加する!」など、目標を決めて参加することも達成感につながりますね。
2.図書館や児童館で遊び&学び体験!
猛暑で外遊びができない時期、近所の図書館や児童館に出かけてみませんか?夏休みは読み聞かせや映画観賞会などのイベントも多く開催されています。遠くに出かけなくても、たくさんの発見があるはずです。
3.多様な人と触れ合う!
夏休みに多く開催されるワークショップやイベントなどの場は、違う学校、年齢のお友達が集まっていることが多いでしょう。また、遠方の親戚と会う機会もあるかもしれません。
こういった場面は、多様な人と触れ合う機会でもあります。「多様な他者との関わりを大切にする」ことは将来いきいきと活躍するために大切な力。とはいえ、多様な人とのコミュニケーションは大人でも難しいもの。ある程度の「場数」「慣れ」も必要です。夏休みにワークショップやイベントに参加して、様々な人と関わる経験をしてみるのもいいですね。
4.コンクールに挑戦!
夏休みは、絵画、作文など様々なコンクールが開催されます。読書感想文は、読書の世界を広げるきっかけづくりになりますし、「自分の考えや思いを文章にする力を育む」とてもよい練習になります。絵画は幼児から応募できるものもあります。作品としてアウトプットすることは貴重な経験になります。また結果に関わらず挑戦したことは、達成感や自己肯定感を高めてくれるでしょう。
5.博物館、美術館、大学などで本物体験!
本物体験も身体や五感を刺激してくれます。この時期は、美術館や博物館、科学館、大学など様々な機関で、夏休みならではの展示やワークショップが開催されています。企業の現場や大学の研究室など、普段公開されていない場所に入れるイベントもあります。面白そうなものがあればまずは行ってみましょう。
小学生にオススメ!「家庭学習開始時間固定」勉強法
長い夏休み、学習面も気になりますよね。「夏休みの宿題が終わらない」と焦っていた保護者世代とはうって変わり、最近は小学校の夏休みの宿題は全体的に減少傾向にあります。40日近くある小学校の夏休み。ついダラダラ過ごしてしまいがちだからこそ、お薦めしたいことがあります。
それが「家庭学習開始時間=家で勉強を始める時間」を決めること。家庭学習開始時間を固定することは、夏休みに家で勉強することを習慣化することにつながります。学習開始時間が決まっていないと、「このテレビを見てから」など、ついダラダラしてしまい後回しにしがちです。
「毎日午後7時半に勉強を始める」ただそれだけですが、かなり効果があるのは、筆者自身前職でたくさんの大学受験生にお伝えしてきて実証済みです。この開始時間は、お子さま自身に決めてもらいましょう。自分で決めた時間を守ることは、自立や自己コントロール力にもつながります。
2学期の好スタートのために、夏休みこそ「家庭学習開始時間固定」を始める絶好のチャンスです。
幼児、小学生の夏休みの過ごし方は未来につながる
筆者は長年受験教育にも携わってきましたが、受験に欠かせない「学びに向かう力」の土台づくりは、幼児期・児童期の過ごし方がカギだと感じています。幼児・小学生は、枝葉よりも土台をしっかりとつくる時期。学びに向かう力の土台は、身体や五感を使って楽しみながら遊ぶ&学ぶなかで育まれます。
昨今「探究」が教育界のトレンドキーワードになっていますが、夏休みはいつもと違う遊びや経験をする探究機会も多い時期。
モンテッソーリ教育では「集中現象」と言いますが、今の自分にとってぴったりのテーマと出会えた子どもは、われを忘れて夢中になります。この夏、「好き」や「得意」をたくさん見つけ、親子で発見や創造を楽しめたらいいですね。
「夏休み モンテッソーリお仕事教室」で特別な夏の体験をしませんか?
モンテッソーリ教育をベースに、自ら学ぶ力を育む東京・新宿の「チエコトバ」では、モンテッソーリ教育を1回から体験できるワークショップ「夏休み モンテッソーリお仕事教室」を開催します。
「夏休み モンテッソーリお仕事教室」は、お子さまの興味や関心を広げ、成長を促す場です。身体や五感を働かせながら、集中力や主体性、自ら学ぶ力などを育みます。
また、異年齢のクラスなので、協働的な学びも体験できます。
1回完結のワークショップのため、はじめての方もお気軽にご参加ください。
この夏の成長をさらに伸ばす環境でお待ちしています。
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