子どもが夢中になる!子どもの力を引き出す!【年齢別】人気のモンテッソーリ教具 

はじめに

チエコトバの季節講習「春休みモンテッソーリお仕事教室」には、たくさんのご参加ありがとうございました。

春期講習でも多くのお子さま(おうちの方も!)を魅了していたモンテッソーリ教具。モンテッソーリ教育において、子どもが自らの力で育っていくことをサポートする教材がモンテッソーリ教具です。モンテッソーリ教具は一見シンプルですが、子どもが夢中になり、子どもの力を引き出す秘密があります。

そこで本記事では、チエコトバで実際に0歳から年長のお子さまが夢中になっているモンテッソーリ教具の一部を、年齢別にご紹介します。

モンテッソーリ教具とは?

モンテッソーリ教育では、子どもが自らの力で育っていくことをサポートする教材が用意されています。それが「モンテッソーリ教具」です。モンテッソーリ教育では、目で見てわかる具体的な教具を操作しながら知性や抽象概念を身につけます。

モンテッソーリ教具は、子どもの発達を促すために様々なことが考慮されています。代表的なものを紹介します。

◆子どもに合うサイズであること

モンテッソーリ教具はすべて、子どもに合うサイズで作られています。大きさや重さなど、子どもが扱いやすいものになっているから、思わず手に取りたくなるのですね。

◆本物であること

モンテッソーリ教育では、すべて本物を使います。例えば、「きゅうりを切る」お仕事では、子どもサイズのよく切れる本物の包丁を使います。もちろん、大人がしっかり見守りますが、本物だからこそ子どもは慎重に扱う力が身につくのです。

◆色や形が美しいこと

モンテッソーリ教具の美しさには、大人も魅了されます。例えば、「色板」という教具があります。いろいろな色が塗られている小さい板を目で見て識別する教具です。視覚を洗練するだけでなく、色の美しさに気づくきっかけも与えてくれます。

◆清潔であること

モンテッソーリ教具は、洗ったり磨いたりできるようになっています。清潔であるからこそ、子どもも大切に扱うようになります。そして、汚れている時は、自分できれいにしたくなるのです。

◆日常生活で使っているもの

『日常生活の練習』では、ほうきやはさみなど、実際に日常生活で使われているもの、よく目にするものを用います。だからこそ、教室での学びを日常生活に生かせるのです。

ほかにもモンテッソーリ教具は様々な点が考慮されています。このようなところも、モンテッソーリ教具が「玩具」とは異なる点です。

興味の方向性や発達段階によって、夢中になるモンテッソーリ教具は異なります。一方で、敏感期を背景に、夢中になるお子さまが多い教具も存在します。

年齢別に実際にチエコトバで人気の教具の一部をご紹介します。

0歳~1歳頃に人気のモンテッソーリ教具

この時期のお子さまが夢中になるのが、手を使って具体的に学ぶこと。マリア・モンテッソーリも「手を使えば、子どもの知性をもっと高いレベルまで伸ばすことができるし、個性もより強くなる」と言っています。

おすわりができるようになった0歳から1歳頃のお子さまが夢中になっているモンテッソーリ教具をご紹介します。

はめこみパズル

四角、円、三角の形や、円の大・中・小の認識をしてはめこむパズルです。

親子クラスでは、1歳のお子さまが何度も繰り返して行っている光景をよく目にします。

3色リングさし

おすわりができるようになった0歳頃から人気のお仕事です。

赤、青、黄色の棒に、同じ色のリングをさしていく教具です。目と手の協応動作を促進します。

2歳~年少頃に人気のモンテッソーリ教具
2歳半を境に、これまで無意識に吸収した様々な事柄を、意識的に整理、秩序化していくようになります。その時期のお子さまが夢中になっている教具をご紹介します。

ピンクタワー

モンテッソーリデビューのお子さまが吸い寄せられるように集まってくるのがピンクタワー。

ピンクタワーは、視覚を洗練させる感覚教具です。それだけでなく、十進法が意識されていて、算数の力にもつながります。

円柱さし

マリア・モンテッソーリの著作に、どれだけ邪魔が入っても集中して円柱さしのお仕事を続ける3歳くらいの女の子のエピソードが出てきます。時代や国を超えて令和生まれの3歳のお子さまもやはり夢中になっています。

円柱さしも、視覚を洗練させる感覚教具のひとつ。また、円柱をつまむことは鉛筆を正しく持つ力にもつながります。

メタルインセッツ

モンテッソーリ教育の『言語教育』において「書く」お仕事の最初に位置するのがメタルインセッツです。鉛筆を持って書くことが楽しい3歳頃のお子さまに大人気です。

メタルインセッツは、鉛筆を持って書くことに慣れたり、手の動きをしなやかにしたりします。また、集中力や創造力、忍耐力などを養います。

年中~年長頃に人気のモンテッソーリ教具

この時期は「数の敏感期」にあるお子さまが多く、算数のお仕事が人気です。また国旗や世界地図パズルなど、文化教育のお仕事に夢中になるお子さまも多くいます。具体的な教具をご紹介します。

金ビーズ、数字カード

金ビーズと数字カードといった具体物を使って、十進法の基礎を練習したり、加減乗除の概念を学んだりします。1,10,100,1000の金ビーズを使って繰り上がり、繰り下がりも行います。ダイナミックな演算の仕方が子どもの興味をそそります。異年齢で協働的な学びが展開されるのもこの教具の特徴。楽しみながら算数への興味関心を育みます。

たし算・ひき算・かけ算・わり算板

金ビーズに充分親しんだ後、加減乗除の強化練習を行う教具です。結果が目で確認できるので、幼児でも理解しやすく、計算問題を何度も繰り返しています。

運動と感覚の両方のアプローチから加減乗除の仕組みを理解できるのはモンテッソーリ教具ならでは。

小学校の算数へもスムーズにつながります。

ローマアーチ

石造りでできているローマアーチの仕組みを再現しています。手先の器用さを養い、集中力を高めます。また、支えがないのに落ちない不思議な体験から物理や文化への興味も促します。

モンテッソーリ教具に触れてみませんか?入会金半額キャンペーン実施中(5月末まで)

今回ほんの一部を紹介しましたが、ほかにも様々なモンテッソーリ教具があります。言葉や写真ではなかなかわからないモンテッソーリ教具を実際に触って、学んでみませんか?

モンテッソーリ教育をベースに自ら学ぶ力を育む「チエコトバ」では2歳半~6歳(年長)のお子さまを対象に、モンテッソーリコースの体験レッスンを開催しています。

「わが子はどんな教具に夢中になるのかな?」

「教具についてもっと知りたい!」

と思った方はぜひ体験レッスンにお越しくださいね。

▼体験レッスンのお申し込みはこちら